VOICE加盟店様の声
元請け化に伴い住まいの健康診断を導入
更なる業務拡大を目指す
株式会社徳正瓦工業
代表取締役 林正則MASANORI HAYASHI
会社名 株式会社徳正瓦工業
本社所在地 三重県伊賀市老川122‐10
TEL 0595‐55‐2088
屋根専門の工務店として、2020年に創業した徳正瓦工業(三重県伊賀市)。コロナをきっかけに下請け業者から脱却、元請け業者となる。日本住宅保全協会が提供する「住まいの健康診断」を導入し、更なる躍進を目指す。
深川早速ですが、2021年の2月に加盟いただいた経緯は?
林2019年の売上がだいたい3800万円でした。2020年の大阪の台風の時から一気に仕事が増えて、7000万円を超えていくような感じになったんです。それとともに、大きい会社にもしていきたかったので、法人化しました。その台風も終わって、次、千葉で地震があったもので、知り合いから頼まれて千葉に行くようになったんですけど、そのタイミングでコロナになってしまって、売上が一気に4000万円くらいに落ちていったんです。もちろんこのままじゃダメだと思ったんで、千葉に行く前から立てていた1年後の計画を前倒しにして、資金を投入している最中に、保全協会に出会った感じになります。
深川保全協会の住宅診断はうまくマッチしたのでしょうか?
林お金を持っている人なら、台風で家が壊れてもすぐに自費で直したりできると思うんですけど、田舎なんで、お金が無いおじいちゃんおばあちゃんが多いんですよね。火災保険で家を修繕できる事は知っていましたが、実際に保険申請をどう進めていくかわからなかったときに、保全協会に出会い、最高のシステムだと思いました。
深川実務的にどう助かっているか具体的に教えてもらえますか?
林一番よくお客様から聞くのは、屋根修繕に火災保険が使えるのを知らなかったというご意見です。お金が無いからと工事を諦めていた人が、直せるんだって気持ちに変わった瞬間に出会えた事がたくさん有りました。この辺は雪が多かったり、山なりになっているので、風が吹き抜けるところの家はいつも壊れる。だから、年に2回も3回も同じ家に修理に行ったりするんですけど、今までは全て実費工事だったんです。安価で済むように施工はしてたんですけど、法人になるとそういうわけにもいかない。ちゃんとした値段をもらう為には、ちゃんとした見積を出さないとダメなので、年金でどうやってこれが払えるかってなった時に、保全協会さんの住まいの健康診断を導入しました。実際に診断してみると、普通は壊れないはずの屋根の瓦がめくれてたり、飛んで割れてたり、雨樋が曲がってたりしました。そういうポイントも、保全協会さんのミーティングで教えていただいて、そのポイントを保険屋さんに説明すると、ちゃんとわかってくれて、実際に保険金も下ろしてくれています。その実績をもとに、諦めかけていたお客様をもう一度説得し、納得してもらえるようになりました。
深川火災保険が本当に使えるの?と言われないでしょうか?
林完成された保全協会のシステムを、僕らは紹介するだけでよいので、営業しやすいっていうのはあります。診断後のサポートを保全協会さんがやってくれているので、保険申請がスムーズに進んでいってます。それに、半信半疑でだったお客様も、実際に保険金が支給されると、いろいろな人を紹介してくれるんです。
深川実際にお客様にはどのようなご案内をされているか教えていただけますか?
林網戸の張り替え500円でやりますって訪問させてもらって、一人が張ってます。もう一人はお客様と話しながら、火災保険で通るような所、壊れているところを見つけます。壊れてますよという話に持っていって、これって火災保険で直せる可能性ありますよ、これきっと自然災害ですという方向で持っていきます。最終的に、保険屋さんに見てもらいませんかと聞きます。お客様からそんな事ができるんだ、一回聞いてみるって言われた時に、保全協会のシステムをすんなり説明できるので、お客様にもシュッと入ってくれると思うんです。保険会社も自然災害と認めてくれる事が多いので、僕は基本的には諦めない。お客様がいらないって言うまでは諦めない。戦う姿勢でいます。
深川住宅診断のご依頼をいただいた後の流れを教えてください。
林基本的にはお客様のいるところで梯子をかけさせていただいて、屋根の上はお客様からは見えないので、写真を撮りながら、上と下で話しながら診断します。ドローンで診断する場合は、ドローンが送ってくる映像をお客様と一緒に見ながらやる時もあります。保険を使いたがらないお客様も、少しでも気になっているようなら、一回申請してみませんかという風に持っていきます。
深川我々事務局が申請書類を作成させていただいて、林社長にお送りして、届けていただいて。そこから申請が始まってくるということですね。書類審査で認めていただけるケースもあれば、鑑定士の方が現場に来られて、現場の時も林社長に立ち会っていただいて。サポートもしていただいて。それでまたバトンがこっちに来て、無事にお客様に保険が下りた時、バトンタッチしまして、工事契約に入ると。
林そうです。
深川百戦錬磨の瓦職人の林社長ががっちりと責任施工でやってくださるっていうのは、お客様も安心ですよね!では、保険支給された時のお客様のリアルな生の声を教えてください。
林「保険金が下りたらラッキー」ぐらいのニュアンスでご案内しているので、実際に保険金が下りると、お客様から電話が架かってきて、「振り込まれてたわ!ありがとう!」と言われる事が多いですね。信頼を得ているので、「工事もお任せします」と言われる事が多いです。嬉しい言葉ですよね。
深川元請け化するにあたり、保全協会を活用できていますか?
林保全協会のシステムは、元請けでないとおそらくできないと思うんです。下請け業者はお客様と直接話せないので。同じようなリフォーム会社と差別化するための武器として、住まいの健康診断は物凄く強いと思うんですよね。知られていない知識を渡して、集客につながる。お客様も正直、家は大切だけどなるべくお金は使いたくないという人が殆どです。今100年生きる時代だから下手に使えない。確かにそうだなと。そういうお客様達に、一人でも多くの方に知ってもらいたいです。ただ、ほんとに凄い詐欺も多いらしいので…。お客様にも、どういうシステムでどういう業者が自分の家の保険を使うのかっていうのを、ちゃんと調べてほしいと思うんです。保全協会はネット検索したらどういう組織かっていうのが必ず出てくるので、安心してもっともっと広めていきたいなというのはありますね。
深川今年の売上目標はどのくらいですか?
林11月末がうちの締めなので、そこまでに100件を目指していたんです。ただそれをしてしまうと、僕の仕事ができなくなってしまうと途中で気付いたので、住まいの健康診断も入れつつ、自分の所の仕事もしつつ、一旦7000万円クラスまでは持っていこうかなと。今のところ、ちょっとした工事は、メインの工事のついでに無料サービスでやらせてもらっているので、一気にガンとは行こうと思ってないので。とりあえず7000万円クラスに戻して、来年1業者うちに加わってくれるので、そこで目標は1億超えです。
深川最後に、下請けから元請け化を考えている人向けにメッセージをお願いします。
林コロナの影響で、自分で歩きださないと潰れていく所が多いと思うんですよね。僕も個人でやっていた時は、「元請けなんてできない」と思っていたんですけど、一歩踏み出さないとこのまま潰れると思って踏み出したところ、いろんな人や保全協会と出会って、今までにない知識を沢山もらって。いざやってみたら、できないと勝手に思い込んでいただけでした。一歩踏み出してみれば、自分にしかできないことを見つけられると思うんで。もちろん、元請けをしようと思ったら死に物狂いで仕事もしないといけない。無理だと思っている人はきっと、それをやってないだけだと思います。今僕が一番強みにしているのは保全協会です。きっと力になってくれると思うので、加盟店になる事をお勧めします。
深川新しい事に踏み出すって勇気がいりますもんね。
林コロナが無かったら踏み出してなかった可能性が大いにあるので。逆に言うと、あの時点で踏み出してなかったら、今が無いかもしれないので。強く自分を信じて、周りも信じて。きっと今まで支えてくれた人達が、変わらず支えてくれてると思うので。いい人脈も、踏み出した事によってこうやって入ってきてくれたりするので。新しい世界です。
深川あとはやはり林社長の腕、瓦職人としての腕と信用、プライドですよね。しっかりやってくれる会社さんだ、手抜きもしない、それをみなさん見てるから、声をかけてくれたり、別なところでも声がかかったり、応援してくれたりだとか、それはやっぱり腕ですよね。技術っていう部分も、物凄く武器だと思います。
林みなさんも、一歩踏み出す勇気を持ってください!
深川ありがとうございます。その一歩を踏み出す勇気。我々も期待に応えられたらと思っております!
プロフィール
インタビュアー
一般社団法人日本住宅保全協会
理事 深川真樹
1977年8月生まれ。
東京都杉並区出身。
2010年に一般社団法人日本住宅保全協会を創設し、今日までに全国300社以上の住宅リフォーム系事業者及び不動産管理会社への営業研修を務める。全国の住宅診断数も延べ2,500件以上。